2016年1月21日木曜日

質問書の回答


1月21日は、石川県河川課から質問書の回答をいただくために
私たち対策委員のメンバーは、森の都愛鳥会と共に県庁まで出向きました。

質問書の回答を文書でお願いしたのですが、
文書では回答できないとのことでした。

















質問書の質問順に、回答をいただいたのですが
こちらの要求に対処していただける手応えはなかったように感じました。

野鳥や生物保護に対する考えも、最初から掘削ありきになっている話なので、
何とか生きもの視点に立って再考してみてほしいと伝える私たちと、
掘削後の話をしてくる河川課とで話が噛み合ないのでした。

行政は一度決めたことは、全く変更できないものなのでしょうか?
平成16年に基本方針を決めてから、もう10年以上経っているので
時代を反映して、考え方が少し変わってもいいのではないかと思います。
この森は、この計画が立てられたときよりずっと価値が高くなっています。
海と河に挟まれた数少ない野鳥の渡りの中継地となっている貴重な森です。
そして、河川課から知事にこの話が伝わっている様子もありませんでした。

査察に来られた大熊先生からは、なるべく森を残す方法で
話し合いをしながら進めるといい、とアドバイスいただきましたが
「なるべく森を残す」というイメージにお互いの中で隔たりがあるのです。
これから時間をかけてもっと話し合わないとなりません。
また、この森は私たちだけでなく県民市民の森でもあります。
広く県民のみなさんに知っていただき
議論されることも大切なことだと思います。

私たちは、野鳥の会本部や中部10県の各支部、
大熊先生ともつながっていて、この河川工事が
今後どうなるのか?を見守っていただいています。

二年後には、日本野鳥の会の中部ブロック会議が石川県で行われる予定で、
10県21団体の支部長さんたちがここを訪れることにもなりそうです。
生物多様性を唱っている石川県が、今回の普正寺の森河川工事に於いて
野鳥や生物のために配慮ある対応をすれば、それは全国的に注目されるでしょう。
そんな石川県であってほしいと願っています。またいい方向に持っていかねば、
石川県の生物多様性のテーマは、空論となってしまいます。

これからどんな形になっていくのか、これから私たちもいい話し合いを
していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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